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「まんが日本昔話 」
小さな頃、大好きだったんだよね。 味のある、あの語り。 ショボショボのろくに動かないアニメーション。 想像力がそれらを補う。 コワイ話なんか大好きでドキドキしたもんだなぁ〜。 自分の子供にも、こういうアニメだったら見せてやりたいなと思っていたのだが・・・・ 昔は、くどいくらいに再放送していたのに(地方ではね)ここのところ何故か、とんと放送しなかったんだよね。 もしかして、昔話ってのが、現代の社会制度や教育システムと相いれなくなったからか? などとうがった考えを浮かべたりもしていた。(実のところどうなんでしょうね?) しかし、そんな危惧はどこへやら、「まんが日本昔話」がTBSで再開されると言うじゃありませんか。 見ちゃうよ見ちゃうよ! と昔話に思いを寄せていたら、どうにもこうにも書かずにいられないことがあるんです。 極めて個人的考えで、どうでもよいことなんですが・・・・ それは「舌切り雀」の話しなんです。 イヂワル婆さんが貰ってきた、「大きなツヅラ」にはオバケが入っていたでしょ。 未だ不思議なのは婆さんが、謙虚に「小さなツヅラ」を持ち帰っていたら、入っていたのは金銀財宝だったか?ってなこと。 う〜ん。そうかもしれない。その謙虚さがあれば、今までのことは水に流そうってか? では、逆にやさしい爺さんが、もし「大きなツヅラ」を選んだのなら、それにはオバケが入っていたのか? いや、これはないだろう。だって、お礼に持たされたのが「大きなツヅラ」 その中身がオバケだなんて、いくら雀ごとき鳥類の浅はかな知恵?にしたって意味分かんなさすぎ。 以上の事柄から考えると、婆さんのツヅラには大小関わらず、オバケが仕込んであったて考えるのが論理的に導かれる。(ん?) じゃあ、雀の宿での楽しい宴はなんだったんだ? 雀一同、「シメシメ、ヒヒヒヒヒいやピピピピピ」とほくそ笑みながら、間抜けでゴウツク婆めをおとしめる為に開いた偽りの宴だったのか? も・もしや、あの時に、こんな会話があったかもしれぬ。 雀A 「いっそ、あのクソババア、ここで毒殺なんてのはどうだろピピピ?」 雀B 「いやいや、それじゃあつまらないってピピピ」 雀C 「一度、持ち上げておいて本当の地獄を見せるのよピピピ」 雀B 「じゃあ、いつものアレを使おうか?ピピピ」 お前らも悪よのう。 そもそも、ノリを食べてしまったのは雀、お主ではなかったか。自分の所業を忘れて人を恨むとろくなことがないぞな。 これ昔話の定説なり。 そりゃあ、婆さんもノリを食べたくらいで舌を切るってのはやり過ぎだ。 しかし、イヂワル婆さんだといっても、お前らの大好きな爺さんの妻であるわけだから、婆さんが酷い目にあったら、きっと爺さん悲しむぞ。 (なんてったって優しい爺さんだからね) お話では、オバケに驚いて?祟りか?婆さんはガクガクブルブル震えが止まらなくなり寝たきりになったような・・・ 寝たきりって・・・・・・要介護? そのしわ寄せは全て爺さんにのしかかる・・・・悪夢だ。 も・もしや、イヂワル婆さんを助長させていた、弱腰な爺さんに対する雀の復讐劇か? はたまた、爺さんが夜な夜なこっそりと雀をつまみに晩酌していたことを知っていたのか・・・ そう考えると、あの時、婆さんを毒殺しなかったのも納得がいくぞウンウン。 と、邪推は留まることを知らない・・・ どうして、こんなにこだわっているのかと申しますと、小学生の時に「舌切り雀」の劇をしたことがあったからである。 更に言うならば、自分はイヂワル婆さんを演じたのである。 そんな訳で少々?いや、かなり婆さんに肩入れしているのである。 婆さんの視線で、この話をとらえると、どうにもこうにも雀の行動には釈然としないところがあるのです。 釈然としないと言えば、「舌切り雀」の劇中の最後で最大の見せ場?「大きなツヅラ」からオバケが飛び出すシーン。 イヂワル婆さん(俺)が、給食の配膳代(大きなツヅラ)を開けると・・・・・ クラッカーが鳴り響き、オバケが飛び出てきた! オバケ役がクラッカーを鳴らしたんだけど、そんなこと打ち合わせになかったから、びっくり仰天、思わず尻餅をついてしまった。凄い表情だったと思う。そりゃあ迫真の演技?だったろうね。もちろんみんなには大受け。 しかしねぇ〜なんだか騙されたような気分で釈然としなかったな(今はいい思い出だけど) ところで、その時にオバケ役をした友達の1人は、この世にいないってんだから、なんだか不思議なもんだ。亡くなった友達のことはよく覚えてんだけど、その他の配膳代の中のオバケ役誰だったけかな?自分にとって、存在が認識出来ないんじゃあ、この世からいなくなった友達より、よりオバケに近し存在だな〜。 ま、それを言い出したら、自分も誰かさんにとってはオバケのような存在である訳で・・・ オバケってのは、昔話には書かせない重要な存在なんだよね。 非常に惹かれるしね。 話もそれてきたし、オバケ話は終わりがなさそうなので、また今度。 ま、本当にどうでもよいことをグダグダツラツラ書いちゃったんだけど、昔話ってのは聞き手の解釈の仕方で、どうにでもとれる懐の深さというか、ブレ幅があるというか、ファージーなところがいいやね。 善人、悪人、欲深、金持ち、貧乏、鬼、オバケ、嘘つき、正直者、爺、婆、子供、熊、、、、などなどが、それぞれの役柄を演じながら健気に、どっこい生きていると言う感じ。 そして、何やら教訓めいていそうな雰囲気ではあるが、不条理だったり微妙に支離滅裂でカタルシス入っていたりなんかする様、そんなところが面白かったりするんだよね。 ところで、これから未来に向けて、現代を舞台にした昔話って出来るのかな? と自分で?を付けといて言うのもなんだけど、出来ないんだろうな〜。 だとすると、数百年後の昔話も現代の昔話と同じでありそうだね。 ポッカリと空いた時空は広がるばかり、そして昔の昔話だけが語り継がれる。 なんだか不思議なり。
by longladder
| 2005-09-27 23:05
| ミドリノコトバ
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