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Voigtlander VITESSA (1950年台) ウルトロン 50mm F2.0 シャッター速度 /1〜1/500,B サイズ/135×75×73(撮影時),43(格納時)・重量/ 665g フォクトレンダー社のビテッサというカメラです。 ちなみに西ドイツ製です。(ドイツが統合してから、気がつくと結構たつんもんだね) 当時カメラは最先端精密機器の高級品。 敗戦国のドイツは、外貨取得のためカメラを一生懸命作ったとさ。 そんな訳ですから、現在の生産性とコストばかり気にしているカメラくんとは違って、あきらかにモノとしての作り込みが良いですよ。 この時代は、一眼レフという究極のシステムカメラが、その他多くのユニークなカメラを駆逐してカメラの王に鎮座する直前。 レンジファインダーの王者ライカと、ツァイス王国が世界を二分。 そのころ極東の地では、後の天下を取るニコンやキャノンが、コンタックスやライカになりたくて、恥ずかし気もなく堂々とコピー商品を作っていた。 そして、世界のあちこちで後の主流になりえず消えゆく運命のカメラ達が数多く生息していた古き良きカメラ黄金期。 そんな中、フォクトレンダーはユニークなカメラを数多く作っていたとさ。 ツァイスがなんぼのもんじゃい! 絶対ライカなんかの真似なんかするもんかぁ! てな感じが、フォクとレンダーのカメラからはヒシヒシと伝わるぞ。 まあ、かなりのへそ曲がりなんですな。 だからこそ魅力あるんですけどね。 そんなフォクトレンダーに惹かれて購入したのがスプリングカメラの『ビテッサ』 スプリングカメラとは、レンズとボディが蛇腹でくっついていて、携帯のときには小さく、使用するときにはバァ〜ンと大きくなるのです。 ある種、ボクにとっては理想型。 そんなスプリングカメラの最盛期は、もう一昔前。50年代は少数が生き残るのみ。 後期スプリングカメラの異端児が、このビテッサさ。 (なんでスプリングカメラ少なくなってしまったんでしょうかね) このカメラ、スプリングカメラの例に漏れず携帯時には味気ない長方形。 それが、シャッターを押すと、観音開きのドアが両側にバァーンと開き、煙突のような巻き上げ機構が、シャッキィーンと飛び出す。 変形ロボット顔負けですよ。 写すときには、煙突のような棒を押し込むと、シャッターチャージと巻き上げが同時に出来る。(威張るほどの事じゃないがスプリングカメラは別々が多いのよね) 同時にフィルムの圧版が下がって巻き上げのフリクションを減らす機構ときたもんだ。 アンタ凄いよ、凄すぎるよ! ファインダーは、距離によってパララックスが変化する高級タイプさ。(なんだか心もたない動きですがね) まさにギミックのアメアラレ。 その見た目とは裏腹に速写性も良く使い勝手もいいんだよね。 そして、もちろんレンズも写りも一級品ときたもんだ! いや〜本当に良く考えられていますよ。 もうここまでくると頭が下がります。感動モノです。 しかし、欠点がないわけでもない。 ・コンパクトになるボディーだけど、ポケットに入れるのには、ちょっと重いかな。 モノとしたら手にズシリとくる重さはニヤニヤものだけど、使うときは軽い方が…… ・フィルムが入れにくい。(クラシックカメラの多くがそんな感じだからねぇ〜) ・特殊なギミックの為、耐久性、メンテナンス性が?(壊れないといいな) ・この個体の問題だが、引き延ばすとピンが若干甘いかな。(調整にだそうか思案中) ちなみに、このビテッサを使って、「写真機の友」写真展に出品しとりやす。
by longladder
| 2005-01-18 01:04
| カメラ
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