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みなさん、ダニネタがお好きなようで・・・
かく言う私も、その手の話は嫌いな方じゃないんです。 いや、はっきり言いましょう。大好きです。 学生時代は寄生虫談義で夜を明かしたことなぞありました。 そこのあなたもそんな経験あるでしょ? そんな私の現在の愛読書は「虫の惑星」知られざる昆虫の世界。ハワード.エンサイン.エヴァンス著。 就寝前に読んでいるので気づけば夢の中。 そんな訳で、未だ全編読んでいはいないのですが、そこから仕入れた、ちょっと怖い虫話をば・・・ 現在「ナンキンムシ、サシガメ 接吻の好きな昆虫たち」という項を読んでます。 ナンキン虫ってヤツは、名前は聞いたことがあったが見たことなし。なんとなく想像するに悪さをする虫なんだろうなぁ。マダニとイメージがかぶる。 読めば、案の定「吸血性」の虫。 マダニが吸血性の蜘蛛ならば、ナンキンムシは吸血性のカメムシといった感じ。 ふ〜ん、南京虫ってカメムシの仲間だったのね。 ナンキンムシは、寝ているときにやってきて、おだやかに、こっそりと血を吸う。 人によっては、猛烈に痒いそうだ。 普段はペラペラだけど、たらふく血を吸うとまん丸くなる。 ほ〜ぅ、マダニと似ているじゃん。 一昔前まで、ヨーロッパやアメリカでは、猛威を振るっていたんだってさ。 そうそうマダニと違うのは、カメムシというくらいだから、やはり臭い。 独特の「ナンキンムシ臭」ってのがあって達人?になれば部屋にナンキンムシがいるかどうか嗅ぎ分けるという話。そんなヤツラの生態が一風変わっていて、血を吸えないときは、お互いに(同性や異性に関わらず)タンパク質、平たくいえば精液の交換で飢えをしのぐ。 ウゲゲゲゲ・・・ そして、その交換方法が、これまた変わっている。「三日月刀」状の大きくて丈夫なペニスで、腹部を所構わずブスリ、ブスリと刺し、精液をドバドバッと腹部に流し込むSMチックな変態プレー?だ。 ま、でも変わり者?ではあるが、人に病原体を媒介することもなく、家庭用の適当な殺虫剤で殺せるので、そんなに目くじらをたてるほどではないではないかいな。むしろ彼らがいる方が望ましいいと著者は言っている。更にはナンキンムシを「ユリのように気高い」とまで評価している始末。昆虫学者なんかは、ナンキンムシに自分の血を吸わせて育てている輩もいるというから、昆虫学者はナンキンムシ以上に変わり者なんだろうなぁ〜。 南京虫の次に紹介されていたのが「サシガメ」 もちろん亀じゃなくて吸血性半翅類(ナンキンムシも)の大型カメムシ。 このサシガメが極悪非道、別名「殺人カメムシ」と呼ばれている。 食事に好き嫌いなくどんなヤツにもブスリと丈夫で堅い口吻を刺し血を吸うときた。 そして、その口吻を体と擦り合わせキィーキィー鳴くという。なんとおぞましい。 刺される?かまれる?と、ちょっと想像がつかぬほどの痛みで、何週間もはれや痛みが残るそうだ。著者もかまれたことがあるそうで、「頸筋にとまった何かを無意識に払いのけたら、突然激しい痛みが頸筋から足へかけぬけた。首と両肩は猛烈な痛みが数日間続いた」とあった・・・なんと恐ろしや。 さらに、かなりの確率で病原体を媒介しているという、とことんな迷惑っぷり。 その感染の仕方もえぐい。血を吸いながらフンをブリブリッとする習性があり、そのフンから傷口に病原体が入るそうだ。もちろんカメムシだから、例の臭いも健在ときた。 「神様、あなたは何故にこのような虫をつくったのですか?」と問いたい。 と、思っていたら、それなりの利用法があったのです。 中央アジアの王たち(エミールやカーン)ではこの虫を拷問に使っていた。 捕虜をサシガメが多数生息している穴に一ヶ月ほど放り込む。(お前ら本当に人間か?) 考えただけでもゾッとする、気が狂いそうだ。 そんな拷問だけは受けたくない。 もうペラペラとなんでも喋ります謝ります私が全て悪いです。 そしてもう一つ。「サシガメ」(東洋産のある大型種)を米軍は「戦闘用ナンキンムシ」と呼びベトナム戦争時に軍事的目的で利用していたらしい。プスリと刺す攻撃性を当て込んだ訳ではなく、(ああ、良かった)人肉が近くにあると「ほえ声を発する」習性を利用してジャングルで待ち伏せしている解放戦線兵士の群れを索敵していたんだってさ。その感知能力たるや、前方、両側約100mほど。マジっすか? ここまで読むと、同じ仲間のナンキンムシが、確かにユリのように気高く見えてきた。 それに、サシガメは、ダニやナンキンムシと違って成虫には羽があり飛ぶことが出来るので行動半径が広い。 こんな恐ろしい虫が世の中に存在していたとは、マダニどころではござらぬな。 で、一体全体どんな形の虫でせうか?? ページをめくっていくと図が出てきた。 唖然仰天、背筋が凍りついた。 こ•この虫、何度も見たことある! それも、家の中で・・・ 見たこともない不思議な形だったのでよーく覚えている。 その時は、越冬しているのか、動きが鈍くて鈍臭いヤツだった。 マジ触らなくて良かった良かった。 触らぬ神に祟りなしですな。 なんとまあ、近場に恐ろしい虫達がいたのでござる。 ご近所の衆、気をつけなされ。
by longladder
| 2006-08-30 22:37
| ミドリノコトバ
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