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お世話になったのは、友人I氏のガラス工房「空良」です。 随分と昔に、どこぞでガラス体験なるものをしたことがあるのですが、その時は言われるがままに竿に息を吹きこみ、『はい、これでおしまい』という実にあっけないものでありました。空良での体験は、それに比べるとグッと本格的で密度の濃い体験でした。 まずは、自分が作りたい形をスケッチします。やはり、自分でデザインするところに醍醐味があるんですよね。でも、あまりに頑張りすぎちゃったデザインはNGがでるのですが、そこはプロ、なるべくこちらの意向を汲み取り出来うる方法を考え出してくれます。 さてさて、制作に入る前に、一通りの用具や行程の説明を受けます。 なんだかポカァーンとしてしまって覚えきれません。 危険を伴いそうな作業、大丈夫なのだろうかと少々心配です。 何しろ相手は数百度のガラス、体験で火傷した人はまだないとのことでしたが、その第一号にだけはなりたくないと祈るばかリです。 炉の中は、ガラスがトロトロに溶けて赤白く発光する様は、まさに地球の内部てな感じです。ガラスを巻き付けたステンレスの先端は、瞬時に真っ赤に焼けてしまいす。ちなみに炉の温度は1000度を超えているそうです。(この作業は素人には難しいのでI氏が行います) オレンジに発光しているガラスの温度は600度ほど、回転が止まってしまうと垂れてきます。それにしても、発光するガラスのなんて美しいこと・・・ プクッと膨らんだら、そのタネをまた炉の中に入れて、ルツボの中からガラスを更に巻き付けて来ます。二回りほど大きくなったガラスに本格的に息を吹き込みます。ガラスはプックリと膨らみました。 そうそう、いつでも竿を回しておく事を忘れては行けません。止まってしまうとグニャ〜ァと崩れますからね。 次に、でかいピンセット(済みません名称忘れました)で、ガラスの根元(竿側)に一周切れ込みを入れます。(この切れ込みは竿とガラスを切断する為のもの) ガラスは柔らかそうなんですが、思いのほか抵抗があり、それに加え、竿に対してガラスの重心があってればいいのですが、ずれてると竿を転がす度に、ゴロン・ゴロンッてな感じで一筋縄では行きませぬ。で、もう一本竿を用意して、その先端にちょこっとガラスを付けます。そして、転がしてる先ほどのガラスの底のセンターにくっ付けます。ー○ー こんな感じですね。 で、先ほど付けた切れ込みに、濡れたヤスリを一回しして、コンと衝撃を加えると見事に割れます。 今まで底だと思ってた所が口で、口だと思ってた所が底なのでした。 切り落とした先端は小さな穴が空いてます。 ガラスを炉で熱し、左手で竿を回しながら。先ほどのでかいピンセットを口の下に押しあてて口を広げます。適当な広さに広がったら、濡らした木ゴテやコルクを使い形を整えます。その他に遠心力や重力を巧みに利用します。お皿を作る時には、遠心力を使いピザのように伸ばしたりと。その後、焼き鈍しをし、形を最終的に整え、そこに出来たデベソを修正し、一昼夜ほど除冷。 制作のほぼ全域に渡り自分が関わるので充実度高しですが、要所要所でI氏の指導や補助が、コッソリと、ある時には大胆に入ります。(彼の補助がなければ、素人に形在るものなんて出来る筈もないですもの) そんな訳で、始めに書いたスケッチ通りのものがほぼ出来上がり、参加者は皆大満足でした。 と、作業行程を簡潔に書いたつもりだが、我ながらわかりにくい説明ですなあ。 興味がある方は、是非体験して下され! え?私の作品ですか・・・ 自分、脚付きの深皿作ったんですが、脚をつけた場所が悪くバランス悪いっす。 これぞ、まさに蛇足。我を象徴してるようで、なかなか可愛い奴です。
by longladder
| 2008-07-02 22:50
| アート?
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