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この記事は2年ほど前の夏の出来事です。
さてさてノロジー効果はいかに? おっと、その前にまたまたデロルトから京浜のキャブレターに訳あって交換。 訳と行ってもメインジェットを沢山もっているのでセッティングに幅が出来るという理由。 fujioとユーヤンが前日から泊まりで遊びにきているのにも関わらず朝から作業。 だってウズウズしちゃっていてもたってもいられないんだよね。 悪い癖なんです。 サクサクと作業をこなしキャブレターを換装(単気筒は整備性がいいのよねん) 早速エンジンをかけてみると…… おお!なんだかエンジンが軽やかになったような気がするぞ! 流石ノロジー! あんたを付けてよかったよ。 (これって俗に言うフラシーボ効果か?) こりゃあ、試走に行って確かめなくちゃぁいけねぇ〜。 妻と子供&yamazaki夫妻を置いてけぼりのないがしろにする。 「ちょっとその辺りを一回りしてくるよ!5分くらいで、直ぐに帰るからね!」 といい残し颯爽と出発! 走り出すと、暖気の時の印象とは違いあまりエンジンの調子がよくないぞ。 うーん、なんなんだぁ〜ガス薄いのかな? バックファイヤーするよ。 それに中速で、ちょっともたつき気味だぞ。 カブルのを気にしすぎてガソリン絞りすぎかな? やっぱメインジェットの番数あげなくちゃいけねーかな? なんにしても家に帰ったら早速プラグチェックだな。 結局、走り出してそうそうと帰路につく。(時間にして3分ほどか) そして、我が家に一番近い交差点で、信号機がちょうど赤に変わり停車。 それが今回の事件の全ての始まりだった。 停車した途端、エンジンの回転数がスッと下がってしまいエンジン停止。 うーん、キックするの面倒くさいから乗ったまま坂を下って押しがけじゃ。 てな訳で、家とは逆方向に下って行く。 ちなみに家は標高750mの高地にあり、いたるところ坂だらけ。 坂を使った押しがけは普段から良く使う手なんだけど…… あれれ?いつものようにかからないぞ。 もうちょい下り坂が必要なのかいな? あっというまに坂の谷間まで下ってしまったではないか。 しょうがないキックでかけるかぁ〜 キック、キックキックキックキック…… かからない。 キックがダメなら押しがけでしょ。 てなもんで、今度は坂を押して登り、また押しがけ。 バルゥンとかかると思いきや、あっという間にまた坂の谷間。 か、かからないぞ。 やっぱキックかぁ? キック、キックキックキックキックキックキックキックキックキックキック…… ……かからない。 あいにく工具はなにも持ってきていない。 落ち着け自分。 こんな時には冷静に原因を考えるんだ。 バイクを観察すると、さっき交換したキャブレターが緩んでいるぞ。 な〜んだこれが原因だったのねと安堵する。 偶然にも友達の家が近いではないか。 とにかくドライバー貸してもらおう。 長い坂を押しながら、汗ダクダクになり友達宅へ。 (デスモくん置きっぱなしには出来ないし、帰りは下り坂で押しがけする予定さ) ドライバーを借り、一杯の麦茶をもらった。 ああ、生き返るようだ。 キャブを増し締めしてこれでかかるだろうと高をくくる。 いざ出陣。 デスモよ目覚めよ!エンジンよ轟けぇ〜 辛かった長い上り坂も下るのは一瞬。 そして、はかない思いも一瞬にして消えた。 こうなったら救助を呼ぶしかなさそうだ。 fujioたすけてくれぇ〜と大声を出したい気分だが、現代っ子の私は携帯という文明の利器を使う。携帯だけでももってきてて本当に良かったよ。 「fujio〜すまんプラクレンチと工具を持ってきてくださらぬか」 ポツンと一人寂しく待っていると、ラベンダー色のトゥデェイに乗ったfujioが工具を持ってきてくれた。 ああ助かった〜持つべきものは友よのう〜。 早速、プラグをみると少々焼け気味かなといった感じ。 キックの圧縮もあり、抵抗も正常だから焼き付きではないだろう。 少々気になるのは、プラグの火花が小さいようだが、飛んでいることは飛んでいる。 ガソリンも来ている。 ?????? じゃあかかるはずだよね。 またまた押しがけの始まり始まり。 エンジンは、きっとかかるに違いないという確固たる確信(後で考えれば、まったく根拠のない)を得た私は、更なる下り坂を求めて坂を下った。 それは家からドンドン離れて行く事を意味する。 ああ、当時の自分に「やめておきなさい。素直に数百mの坂を押して家にお帰り」 と忠告したい。 ここからが本当の悪夢の始まりだったのだ。 デスモのエンジンがかかる事を疑わなかったあの時の自分は、例の坂を使うことを決心。 例の坂とは、とある湖へ続く坂。 その湖とは、一つ山?丘?を下って、また登ったところにあるのだが、そこへいたる下り坂が長く急勾配なのだ。 なんといっても、その坂ではMTBで60キロ以上も出せてしまう。 その気になればチャリで、バイクや車に追いつく事が出来る下り坂。 この坂を使えば、デスモくんも目覚めることでしょう。 問題があるとしたら家からドンドン離れてしまうこと。 そして、もう一つ。 もし、エンジンがかからなかったら、その坂を押して戻る事になる。 それは考えたくない、そんなはずがあるわけないさ。 ラベンダー色のトゥデェイを引き連れて、ニュートラルにしたデスモにまたがり、時々押したりしながらその坂を目指す。 その坂を下りだすと、デスモはどんどん加速する。 この加速!かからないわけないさ。 フフフ、ここまではるばる来たかいがあるってもんさね。 し、しかし、あっという間に坂の一番した。U字型の谷間へ。 頼みの綱である坂でもかからなかったのである。 ウグッ、ゲフッ、、、アベシ、、、 いや、これは何かの間違いだ。次こそはかかるに違いないという期待をもち、fujioに手伝ってもらい、もう一度坂の途中まで押し上げ再チャレンジ。 神様仏様、我がデスモのエンジンに火をいれてたもれぇ〜。 しかし、純真な私のささやかな願いは天に届かず。 ウンともスンとも言わず本格的にエンジンはかかる見込み無し。 こんな時は、落ち着いて考えるのだ。 落ち着け落ち着け自分。 意識を過去に巻き戻す。 考えてみれば、何やらキャブを換えてから調子が悪いような気がするぞ。 うんうん、きっとそうだ。そうに違いない。 キャブをデロルトに戻せば、元気一発!デスモくんは生き返るに違いない。 「fujio済まぬが、家に行ってキャブを取ってきてくださらぬか」 fujioがキャブを取りに行ってくれてる間に坂の谷間を脱出すべくバイクを押した押した押した押した押した。 途中、BMWのステーションワゴンに乗った長身のハンサムな若者が「押しましょうか?」と声をかけてくれた。 蘇る過去…… 東京、夜の環七をXR(オフ車ね)で走っている。信号機でエンストしてエンジンをかけようとキックした。 その降り下ろした足は虚しく空を蹴る。 カランという音がしたかと思ったらなんとキックペダルが折れてしまったのだ。 普通折れます? 東京はこことは違い、なかなか平なところでして、股がったまま下り坂を使って押しがけなんて訳にもいかず、バイクを押しながら、ある程度加速したところでクラッチをつなげるのだが、オフ車の為(また改造多数でエンジンがかかりにくい為)に、車重が軽すぎでクラッチを繋いだ瞬間にリヤがロックしてしまってエンジンはなかなかかからなかった。 ほんの少しばかりの下り坂か、はたまたほんの少しだけ手伝ってもらえればすぐにエンジンがかかるんだけど……。 ああ困った困った困った。 お!サラリーマン風のちょと冴えなさそうな人がこちらに歩いてくるぞな。 「済みませんが少しだけ押してくれませんか?」と声をかけてみた。 なんとその人は、「けっこうです」と仰った。 結構ですとですとですと。 なんじゃぁそりゃあ〜 ああ、それに引き換え、BMWの君のなんと神々しきことよ。 もしや、あなた様は神が御使えになった天使か、はたまた神の子か? 自分が女の子だったら、まさしく白馬に乗った王子様。それは正に恋のはじまりはじまり。 絶対惚れてしまうぞ! しかし、BMWの貴公子の手を借りても、デスモは生き返らないでしょう。 もはやエンジンは絶対かかりそうもない自信があるので断る。 私は卑しい身でござる。その気持ちだけありがたくちょうだいいたしますです。 今までは若くしてBMWなんかに乗っている者を見ては『キザッチィ成金ボンボン野郎めっ!』と思っていたが、その愚かで下衆な考えを改めさせていただきやす。 天は二物を与えるものなのねん。 とにかく、とんでもない急勾配を一人で押してあげましたとも。 デスモ君はバイクとしては軽い乾燥重量130キロ。 油脂類など入れて+20キロくらいの150キロ前後。 そんなんでも、キツいったらありゃしない。 本当に、一歩一歩押し上げる。 渾身の力で一歩押し上げては、フロントブレーキをかける。 気を抜くと下がってきてしまうのである。 道路脇の石や草に目星をつけて、よしあそこまで押そうと頑張る。 そう、まさに頑張るのだ。 そして、目標の小石まできたら、もうちょっと先の目標を決める。 無限地獄かと思われる上り坂を、一歩一歩なんとか制覇。 ここ数年来で一番きつかったぞ。 ちょうど坂を上りきる頃fujioがキャブレターを持って来てくれた。 何度もすまないねぇ〜 その頃には霧が出てきて辺りは薄暗くなりいやな感じ。 気分も更に落ち込む。 キャブを交換しながら思う事は、エンジンがかかった麗しきデスモの姿。 チャッチャッとキャブ交換、もう慣れたもんですよ。 そして、祈る気分でキックキック、キックキックキックキックキックキックキックキック! キックキックキックキックキックキックキックキック! やっぱ全然かかる気配がないじゃないか。 え〜い、もうダメなり。 こうなったら最終手段。 国際救助隊に救援要請だ。 軽トラizumi号で運んでもらうしかあらまい。 坂を更に更に更に下り10キロほど彼方のizumi家へ。 ギヤをニュートラルに入れピュゥ〜とね。 やっぱ、バイクは乗るもんだよな〜体に当たる風が気持ちいいこと。 途中、未練がましく何度か押しがけを試すが、やはりかからんもんはかからん。 あれ!izumi君留守だ。(携帯持ってるんだから連絡くらいしろって感じですよね) 冷静に、もう一度考えてみる。これって、もしかしてガス欠か? だって、あれだけキックしてもプラグがかぶってないぞ。 またまたまたfujioに頼みラベンダー色のトゥデェイで家までガソリンの携行缶を今度は二人で取りに行く。 『ありがとうfujio』と心の中で思う。 君の行いはきっと神様が見ているよ。もし地獄に堕ちるようなことがあったら、この私めが抗議しますぞ。 「そりゃあfujioは悪い事だってしたさ、どうしょ〜もない人間だったかもしれないさ。でも、けっこういいヤツだよ」と、その時が来たら言うさ。まかしとけ! izumi家へもどりデスモにガソリンをいれる。 な〜んだガス欠だったのね。 なんてオチを期待しつつ、キックキックキックキックキックキックのアメアラレ。 やはり掛かりそうでかからないぞな。 そうこうするうちにizumi君帰宅。 訳を話したら、快くバイクを軽トラで運ぶことを承諾。 いや〜それにしても彼のバイクの積み方は手際よくてウマいのなんの。 ロープ1本で、スタンドも立てずにピャッピャッとバイクを固定。 デスモ君、軽トラの上で微動だにしません。 どこでそんな技を身につけたの? あなたは、もしや天性の救助隊? そして無事?家に到着。 バイクを押して押して押してキックキックキックしながら、4時間ほど彷徨い歩いたのであった。 はぁ〜、最初の交差点で数百m押していれば、こんな苦労をしなかったものを…… その後、いろいろ考えたのだが、どうやらノロジーを付けてから調子が悪いんだよな〜 ということで、イグニッションコイル周りの配線をしなおしたらエンジンはかかった。 リークしていたのか、配線が外れかかっていて火花が弱かったのが原因か? その後、キックのし過ぎ?で右足の裏に、魚の目が5〜6個も出来てしまった。 魚の目って初めて出来たんだけど痛のねん。
by longladder
| 2005-03-15 01:45
| バイク
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