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ああ、とうとう真っ暗になった。
インパネの照明灯が全て切れた。 もう2年くらい前から、ランクル70の照明灯は1つきれ、2つきれ、3つきれ・・・ バシッと叩くと1つ点き、何かの拍子に2ついたりしていた。 そう、それが完全に切れた。 インパネの照明が切れたって車は問題なく走る。もちろん昼間だったら全然問題ない。自分の使い方は昼と夜ちょうど半々くらいの割合でランクルに乗る。夜だって、いつもの道をいつものように走ればいつもの速度なわけで、メーターと睨めっこしなくてもいつものように走れる。 インパネの点かない車を運転してると、普段より闇は深く感じる。濃厚さを増した闇はハンドルを持つ手元まで侵蝕してくる。 メーターから様々な情報を読み取るのだけど、数値化された情報なしで闇の中を走ると、車が機械というよりも獣めいて感じ、なかなか不思議な感覚を体験出来る。 しかし、いつまでも照明灯を切らしておくままにいかない。道交法?に抵触するような気がするし、きっと車検でも問題になるだろうし、燃料はあとどれくらいあるんだろうか?などと、微妙なフラストレーションが少しずつたまってくる。 そんな訳で、トヨタのディラーに電球を4個だけ買いにいった。電球を買いにわざわざディラーまでいかなくともてな感じだが、ランクルのバッテリーは24Vとまさに働く車、ホームセンターにはなかなか置いてない。 もちろん交換は自分で行なった。 手順は、ダッシュボードを外し、メーターを外して裏から電球を変えるだけだ。それも70は現在の車と違ってネジはあっけらかんとそこに存在しているので、素直に見えてるネジを全て外すだけといたってシンプル。 少し戸惑ったことは全てのネジを外してもメーターが外れない。ああ、これは多分スピードメータのケーブルを抜かなくてはいかんぞなと・・・バイクの場合、そのケーブルはネジでとまってることが往々にしてある、これもその類いか?と思い、裏に手をいれてみてもネジの存在がない。仕方なく「エイヤッ」と引き抜いた。なんとか抜けたのだが、それはカプラーではまっていた。「エイヤッ」という思い切りのよさは整備の場合不要だと何度も体験した筈なのに・・・ 運のいい事に、カプラー破損は免れたけど、次回は気をつけなくてはね。 インパネが光るってのは、やっぱりいいもんだ。
by longladder
| 2010-06-29 13:56
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