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ふっふっふ…… アンプ買っちゃったよ〜ん。 それも 真・空・管のアンプさ〜!! ちょっと前から、アンプ欲しかったんだよね。 今までケンウッドの小さな小さなアンプで、貰い物コンポのスピーカー鳴らしていたんだ。 オーディオマニアでもないので別段不満もなく音楽聴いてたね。 その貰い物スピーカーを棚の上に置いていたんだけど、子供が産まれたので地震で落ちてきたらヤバイゾということとなり、天井に吊るすことのできるボーズのスピーカーが良さそうに思えてきたんだよね。 中古でもいいのでオークションで探していたら、ボーズって人気があるらしく値段上がっちゃうのね。 ではでは他のメーカーはと探していたらJBLの天井に吊るすことの出来る小さなスピーカーとウーハーのセットが安く出品されている。 これでいいじゃんいいじゃんということとなり入札、あっけなく落札。 ここから、なし崩し的に事が始まったのですよ。 JBLのスピーカーは、ウーハーにアンプが付いていないタイプなんだよね。 で、うちにあるケンウッドの小さなアンプは、スピーカー接続が一つしかないのと、低音や高温の調節が出来ないので、音量を絞るとどうしてもウーハーが鳴らない。 それではと音量を上げてみる。 すると今度は小さなスピーカーが頑張りすぎて高音と中音ばかり強くなっちゃうんだよね〜。どちらにしても低音が鳴らない。 ああ残念無念。 アンプの限界というか力不足をヒシヒシと感じたね。(安物の小さなアンプだからね) 何か良いアンプはないかいなーと探していたのです。 そんなところへ、fujioとizumiの書き込みときたものだ。 非常にタイムリーな火に油を注ぐ書き込みだったんだよ。今回は、アンプ購入資金に3万円という敷居を設定しました。 もうちょい値段出せば良いものが手に入るだろう。 そして、そのもうちょいのもうちょい出せば、更に良いものが……… いや、そこまできたらドーンといきましょそうしましょ。 どうせ一生ものだからね。へっへっへ…妻、そして娘達、父の欲望の為に泣いてくれ! となっていくに違いない。本人がいうのだから間違いない。 へへん、もう騙されないぞ(誰に?) というわけで、3万で買えなかったら潔く保留! (そうそういつも欲望という本能に翻弄されているわけじゃないのさ) 3万円という限られた予算の中でも、やっぱイイモノが欲しいじゃない。 そうなると専門店は高そうなので(それに近くにないしね)リスク覚悟でオークションで探す。 始めは70年代くらいのアンプ(トランジスタ)の購入検討。当時の高級品がだいたい1〜3万くらいで落札されている。 70年代のアンプって今見ると、なかなかカッコいいんですよね。 音はさておきデザインだけでも買いだな。それに予算内ときたもんだ。 購買欲が一気に湧き上がる! が、そこは冷静に判断しなきゃね。 オーバーホールを完璧にしたものもあれば、倉庫にあったものですからノークレームでといったものなどなど様々なんだよね。 こりゃあ、下手すると正に、安物買いの銭失いですぞ。 で、目先を変えて真空管アンプなぞも検索してみる。 (こっちの方が更に興味津々だったしね) そうするとね。値段的に買えそうなモノが、あることはあるんですよ。 こちらも正に骨董的な物から、高級品、手作り物まで様々。 いったい、何が何やらわからぬぞ。 買う前に、真空管アンプのことを調べなくちゃね。 調べた結果どうやら、以下のタイプがあるらしい。 『シングル・アンプ』 シンプルな構成で出力小さく値段も安めの為初心者向アンプ。 『プッシュプル・アンプ』 出力管の数がシングルの2倍で、出力も2倍以上、値段もグッと高めな高出力高性能高価格アンプ。 フムフム。 そして、真空管はトランジスタに比べて出力が小さいけど、仕組み?が違って数字以上に出力が大きく感じるらしいぞ。 (だからizumiくんは、1wだけどかなり音でてるといってたんだろうな。それと1wだったらシングル・アンプかな) 値段のことを考えると、買えそうなのはとシングル・アンプだな。 (出力のことが少々心配ですが) うんうんシングル・アンプ良さそうじゃん。もうちょい調べみようそうしよう。 なになに『全段差動プッシュプル・アンプ』というタイプがあるらしいぞな。 このタイプは、比較的最近出始めたみたいだな。 それもメーカー製とかじゃなくて、何やら個人がイロイロと試行錯誤した結果出てきたタイプみたいだぞ。 基本的にプッシュプル・アンプは、シングル・アンプよりずっと優れているらしいのだが、真空管アンプの酸いも甘いも嗅ぎ分けた猛者どもはシングル・アンプにまた戻ってきたりすることも珍しくないそうなんだよね。 なぜかというと、プッシュプル・アンプも完全ではないらしい。 (ああ何が完全ではないんだろう?読んだけど今イチ理解不能さ) その解決策?打開策?で生まれたのが全段差動プッシュプル・アンプというタイプ。 何がいいかって、そんなこと素人のボクが言える訳ありません。 それでも、あえて言うと「音がなかなかいいんだってさ」 (これじゃあ、絵を見てキレイですねといっているのと同じだな) 何しろ、書かれていることは専門用語と回路図だらけ、もちろん聴き比べた事なんかもないからよくわからん。 とにかく、全段差動という回路が今までになかった発想らしいね。 その機構上(理解できていない)高級で高価な部品を使わなくても、結構いい音がでるそうなんだよ。(ここ、凄く大事ね) デメリットは、プッシュプルと同じように出力管がシングルの2倍必要なのに、その機構からプッシュプルのように高出力にならない。 でも?それだから?その機構だからこそ良い音らしいよ。 と、らしい、らしいばかりだね。 ああ、なんという文系丸出しの間抜けな文だろう。全然説明になっていないぞ。 いろいろなホームページ見ても回路図ばっかなんだもん。電気系が苦手なボクからすると、もうどこの言語さという感じです。 ありゃあ宇宙語だね。 知りたいヒトは自分で調べてね。そして間抜けなボクに教えてくださいな。 で、わかった事は、高級で高価な部品を使わなくても、結構いい音が出せるらしい。(しつこいけど、これが一番重要さ!) 個人からメーカーへの挑戦!高けりゃいいってもんじゃないぞ〜! 驚いたのは、みんなソレゾレ自分で回路図書いて試行錯誤してアンプを作ってるんだよね。 そして、出来たアンプ持ち寄ってみんなで鳴らしてみたり。課題?で同じ部品使ってアンプを作ってみたり(回路が違うと音も違うんだってね) しているみたいなんだよね。 ディープだよ。泥沼だよ。ハマれば抜け出れなくなりそうだよね。 で、オークションを眺めていると、その自作の全段差動プッシュプル・アンプというタイプが出品されていました。 値段も3万くらい。 いいじゃんいいじゃん、いいんじゃない?値段も文句ないぞ。 あとは、その制作者を信じれるかどうか。 まあ、自分に都合がいいように信じるのは大得意です。 きっとイイモノに違いない、きっとそうなのさ、制作者はもしかして、将来アンプ会に名を残す天才かもかも…… 結局、誰も入札しなく開始価格で落札しちゃいました。(ヤバイものなのかいな?) いやいや、きっと運がいいに違いありません。 それでやってきたのがこのアンプです。 メーカ製じゃないから手作りって感じがしますが、思っていたよりしっかり出来ているぞ。 早速鳴らしてみる。 プリアンプなんてモノは持っていないので、直接JBLのスピーカーに繋ぐ。 懸案だったウーハーが鳴るか? ドキドキ。 ウグッ グゲッ ゴフッ 鳴りませんがな。 もしかして、前よりも鳴らないかも。 ガーンガーンガガーン… しくじったか? 『全段差動プッシュプル・アンプ』ってやっぱり出力小さいのね。 そもそも出力3wだしね。 スピーカ接続が2系統以上あるトランジスタの高出力アンプにしておけば良かったのかもしれないぞ。 ああ、プリアンプ買えばどうにかなるのかいな? と一瞬落ち込んだね。 でもそんなアクシデント、バイクで慣れっこです。 またまたいつものハッチャケ、ハッチャケ… そうだ!ウーハーだけケンウッドのアンプで鳴らしてみては? 早速、繋げてみるとこれが実にいいんです。 低音は自由自在に音量をかえる事が出来る。 真空管アンプからは、今まで聞こえていなかった音が、、、、、 もう最高さ! それにしても、トランジスタと真空管のツインアンプって邪道かな?
by longladder
| 2005-01-29 20:36
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